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試写会讃歌(28)-オリヲン座からの招待状

「オリヲン座からの招待状」の試写会に行ってきた。
昭和の時代、ひっそりと佇む京都の小さな映画館
「オリヲン座」が舞台。
ストーリーはそんなに目新しい訳じゃないし、
予想できる展開なのに、なんでだろう。。
思わず涙が頬を伝う、温かい余韻に浸れる映画だった。
出演者たちの演技が良かったのが大きいのかも。
宮沢りえさんはこういう役、合いますね。
 
**************
あらすじ(goo映画より)
町の映画館・オリヲン座は、毎日、たくさんの人で
賑わっていた。経営しているのは映写技師の豊田松蔵
(宇崎竜童)と妻・トヨ(宮沢りえ)だ。
ある日、一人の青年が映画館にやってきた。
映画を観たくて仕方がないが、お金がない。
トヨはその青年を「途中からだから」と言って入れてやった。
上映が終ると、その青年、留吉(加瀬亮)は松蔵に
ここで働かせてくれと頼み込む。
留吉は熱心に働き、映写技師となる。
しかし、松蔵が急死してから、映画館は段々寂れるように…。
[ 2007年11月3日公開 ]
 
監督:三枝健起
原作:浅田次郎
出演:宮沢りえ、加瀬亮、宇崎竜童、田口トモロヲ、
     中原ひとみ、樋口可南子、原田芳雄
 
**************
 
(ネタバレ含む) 
    
オリヲン座を一番の遊び場としていた幼い二人の子供。
やがて成長し、結婚して東京で生活を送っていたが、
月日が流れるにしたがい、お互いを思いやっていたはずの
気持ちを忘れ、離婚することを決意していた。
そんな二人のもとに、一通の招待状が届く。
「オリヲン座は閉館することになりました。。
つきましては、謝恩最終興行を開催いたしますので、
お越しください」というような内容だった。
その招待状に導かれ、オリヲン座を訪れた二人は
お互いを思いやっていた頃の心を取り戻していく。。
 
そして、病に倒れ余命わずかのトヨと、トヨを支え続けた
留吉、二人の想い。
当時の二人の日々を描きながら、留吉とトヨの
深い絆が浮かび上がってくる。
チラシにも使われている、留吉が外で捕まえてきた蛍を
トヨに見せるシーン。
ただただ二人で蛍を見つめながら、ごく自然に
初めて、手をきゅっと繋ぐ。。
   
お互いを必要とし、心が通じ合っていても、
それを言葉にしたのは、オリヲン座閉館の日。
留吉の言葉にトヨが答えた「もう死んでもいい」の言葉が
心に響き渡っていく。
今の今まで純愛を通していたのだと。
それだけによけい深い深い心の繋がりが感じられて、
心がぎゅっとつかまれたよう。
何度も泣いた。。
そして、温かい気持ちに包まれた・・・
いい映画だった、そう思う。 
 

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