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「パンズ・ラビリンス」。

なんだか気になってた「パンズ・ラビリンス」
見てきた。
まさにダーク・ファンタジーな作品で、
主人公の少女オフェリアには、これでもかと
試練が洪水のように降りかかってくる。
ファンタジーという言葉を当てはめていいのかも
わからないけど、大人が見るべきファンタジー。
  
************
あらすじ(Cinemacafeより)
1944年のスペイン内戦で父を亡くしたオフェリア
(イバナ・バケロ)。母は冷酷な独裁主義の大尉と
再婚する。恐ろしい義父から逃れたいと願う彼女は、
屋敷の近くで謎めいた迷宮を見つけ出し、足を踏み
入れると、迷宮の守護神“パン”(ダグ・ジョーンズ)が
現れる。
パンは「あなたが探し続けていた魔法の王国の
プリンセスに違いありません」と明かし、その真偽を
確かめるため、オフェリアに3つの危険な試練を与える。
オフェリアはなんの準備もないままに、
その試練に立ち向かうことに…。
 
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:イバナ・バケロ、セルジ・ロペス、
    マリベル・ベルドゥ、ダグ・ジョーンズ、
    アリアドナ・ヒル
************
  
(ネタバレ含む)
少女が立ち向かう試練は、どれも過酷で
少女でなくても、恐ろしく大変なものばかり。
それでも、彼女はなんとかして逃れたかった。
冷酷で残虐な男、母親の再婚相手の大尉から。。
途中、大好きだった母親も亡くなり、
彼女を取り巻く環境は悪化していく一方。
第3の試練は、母親が命をかけて産んだ
自分の弟を迷宮まで連れ出すこと。
なんとかして弟を連れ出した彼女に、
守護神“パン”は言う。
「無垢なる血を注ぐ」ことで、あなたは
父なる王のもと、王国に帰れるのだと。
自分の弟を殺すことが出来ない彼女は、
ついに迷宮の入口で、大尉に追い詰められる。
 
普通、ファンタジーの世界だと、ここで
なにか助けが入るかあって、
彼女は助かるものだったりするけど、
この映画は少し違う。衝撃的だ。
心優しい彼女は、もちろん弟の命を奪えなかった。
だから、大尉に命を奪われ、
大尉の反対勢力で、彼女の味方、山の民が
駆けつけた時には、彼女はすでに迷宮の入口で
血を流し、身を横たえていた。 
 
でも、それこそが試練だったんだよね。
自らの命を犠牲にすることこそ、最後の試練。
彼女の器である亡骸を前に、悲しみにくれる山の民たち。
一方、彼女の魂は救われた。
プリンセスとして、王国に戻ることができた。
なんだか深いメッセージを感じ取ることができる、
そんな結末だった。。
 

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» 映画「パンズ・ラビリンス」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:Pan's Labyrinth この映画でのPG-12の意味は、成人保護者同伴で小学生を映画館に連れて行って、是非観せてあげてくださいという意味に違いない・・教育指導的お伽噺・・ オフェリア(イバナ・バケロ)は、身重の母カルメン(アリアドナ・ヒル)に連れられ... [続きを読む]

受信: 2007年11月 5日 (月) 01時37分

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